首のイボ治療

専門医が丁寧に診断・治療し、気になる首イボをスッキリ解消し、首元の印象を一段と明るく整えます。

首のイボは主に、2つの種類があります。

①スキンタッグ(軟性線維腫、アクロコルドン)
②脂漏性角化症(老人性イボ)

スキンタッグとは、皮膚にできる良性の小さなイボのことです。首や脇の下、鼠径部などに多く見られ、肌色や褐色をしています。痛みやかゆみなどの症状はほとんどありませんが、衣服に引っかかったり、見た目が気になることがあります。炭酸ガス(CO2)レーザーの治療により、綺麗に治療することができます。

脂漏性角化症とは俗に「老人性イボ」と呼ばれます。これは、1~2cm程度、茶色~黒色で隆起しており、顔や首、体幹に散在していき、80歳以上の老人ではほぼ全員にあります。

脂漏性角化症の治療法の詳細に関しては、こちらをご覧ください。

スキンタッグを取る方法は主に2つあります。

①炭酸ガス(CO2)レーザー 照射による除去
②剪刃(医療用ハサミ)による切除

スキンタッグの数や形態によって治療方法を選択しますが、当院では、ほとんどの症例は①の炭酸ガス(CO2)レーザーで治療を行います。

①炭酸ガス(CO2)レーザー 照射による除去

スキンタッグが数個の場合は、クーリングをしながら照射しています。

ただ、数十~数百個のスキンタッグを認める方も多いです。そのような場合は、表面麻酔を30分程度行って、皮膚の鎮痛をしてから炭酸ガス(CO2)レーザーを照射します。照射直後は、赤いぷつぷつができて、数日で小さな黒い瘡蓋(かさぶた)になっていきます。

照射後の後療法

照射後は基本的にステロイド軟膏を塗布します。ご自宅でも1~2週間程度、塗って頂きます。深く削ったり、範囲が広い場合は、キズパワーパッドのようはハイドロコロイド剤で2週間程度の閉鎖療法を行うこともあります。

首全体のスキンタッグを一度に除去した場合の治療経過

症例① 55歳男性 首のスキンタッグ取り放題の治療経過

症例② 40歳女性 首のスキンタッグ取り放題の治療経過

治療のポイント

首は年齢がでる部分です。特に、首のスキンタッグは徐々に数が多くなり、サイズも大きくなり、色も目立ってきます。それらに対して、炭酸ガス(CO2)レーザーによる治療はとても有効で、患者さんの満足度が高い治療の1つです。

②剪刃(医療用ハサミ)による切除

ピンセットでつまめるようなスキンタッグの場合は、医療用の剪刃(ハサミ)で切除する場合もあります。

当院では、ウルトラパルス炭酸ガスレーザーである、「NEW LESAC(ニューレザック)」を使用しています。

NEW LESAC(ニューレザック)の3つの特徴

特徴① ウルトラパルスのピークパワーにより、肌に優しい治療ができる

ウルトラパルスとは、μ(マイクロ)秒で、レーザーの照射と休憩を繰り返すことです。1秒間に最大1000回のパルスが可能なため、熱損傷の少ない蒸散、切開が可能となり、照射周囲組織へのダメージを最小限に抑えることができます。

そして、従来機種の炭酸ガスレーザーより照射時間を短くできるため、皮膚への熱作用がより少なくなり、ダメージを残さず治療が可能となります。その中でも、NEW LESAC(ニューレザック)は、ウルトラパルスのピークパワーが高い医療機器であり、これまでになく効果的で安全な治療を実現しています。

特徴② 出力設定が細かく設定できる

疾患の種類や状態、大きさ、部位により、適切な設置値(パラメーター)は変わります。NEW LESAC(ニューレザック)は出力を0.1W(ワット)設定することができて、されにパルス幅も最適値に変更できます。そのため、症例や患者様にあった出力設定が可能です。

特徴③ レーザーのガイド光が緑色LED

緑色LEDは赤色LEDよりも高価であるため、搭載していないレーザー機器が多いです。そんな中、NEW LESAC(ニューレザック)は緑色LEDを搭載しており、実際に使用する医師は、レーザーの肌への着地点が格段に見やすくなっています。

狙った部位にのみ、切れ味の良い炭酸ガス(CO2)レーザーを照射することで、より質の高い医療や手術を提供しています。

スキンタッグの治療費用はこちらをご覧ください。

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