顔面のイボ治療
Facial wart treatment
信頼の専門医による、仕上がりまで考えた安心のイボ治療
医療レーザーか手術かを的確に判断し、1万例以上の実績をもつ形成外科専門医が治療を担当します。
顔面のイボの種類
年齢や紫外線で増えて、顔面に好発するイボの種類は主に2つです。
①脂漏性角化症（しろうせいかくかしょう）
②脂腺増殖症（しせんぞうしょくしょう）
「脂漏性角化症（しろうせいかくかしょう）」とは、俗に「老人性イボ」と呼ばれます。これは、1～2ｃｍ程度、茶色～黒色で隆起しており、顔に散在していき、80歳以上の老人ではほぼ全員にあります。脂漏性角化症のでき始めは、平坦なシミのように見えます。
「脂腺増殖症（しせんぞうしょくしょう）」とは、皮膚の脂腺が過剰に増殖し、隆起した状態になる良性の皮膚疾患です。特に中年以降の顔、特に額や頬に多く見られ、ニキビのような見た目をすることがありますが、自然に治ることはありません。
なお、これら2つの治療法は一緒です。
顔面のイボを取る治療方法
顔面のイボを取る方法は主に2つあります。
①炭酸ガス（CO2）レーザー 照射による除去
②手術による摘出術
イボの種類や大きさ、部位によって治療方法を選択します。
①炭酸ガス（CO2）レーザー 照射による除去
光治療の流れ/患者様の治療経過
経過① 55歳女性 脂漏性角化症（イボタイプのシミ）
経過② 65歳男性 イボタイプのシミ（脂漏性角化症）
経過③ 75歳男性 顔全体のイボ取り放題
顔面に30分程度、表面麻酔を行った後に、CO2レーザーを照射。
再発することなく、1年6カ月後も綺麗に肌状態を維持している。
照射前の前処置
局所麻酔、表面麻酔、クーリングなどを適宜使い分けて、照射時の疼痛を緩和します。
照射後の後療法
照射後はキズパワーパッドのようはハイドロコロイド剤で2週間程度の閉鎖療法を行います。除去した数が多い場合には、ステロイド軟膏を処方します。
照射後の後療法
脂漏性角化症や脂腺増殖症は、炭酸ガス（CO2）レーザーのとても良い適応です。手術のよる摘出術や、液体窒素による治療よりも仕上がりが綺麗で、患者さんの肌へ負担も少ないです。
当然、皮膚がんなどの悪性腫瘍を疑う場合は、手術（保険診療）により摘出して、病理の検査に提出する必要がありますが、大部分は視診で良性腫瘍と判断できます。
日焼けした時にすぐに黒くなる方（スキンタイプⅣ）は、炎症後の色素沈着（ダウンタイム）が4～6カ月程度長引くことがありますが、最終的には色素沈着は綺麗になります。
②手術による摘出術
顔の皮膚腫瘍の中で、悪性腫瘍が疑われるものや、レーザー治療が適切ではない部位、大きさ、種類の場合は、手術による摘出術が適応となる場合もあります。手術の場合は、保険適応がケースもありますので、担当医にご相談ください。
当院の炭酸ガス（CO2）レーザーの特徴
当院では、ウルトラパルス炭酸ガスレーザーである、「NEW LESAC（ニューレザック）」を使用しています。
NEW LESAC（ニューレザック）の3つの特徴
特徴① ウルトラパルスのピークパワーにより、肌に優しい治療ができる
ウルトラパルスとは、μ（マイクロ）秒で、レーザーの照射と休憩を繰り返すことです。1秒間に最大1000回のパルスが可能なため、熱損傷の少ない蒸散、切開が可能となり、照射周囲組織へのダメージを最小限に抑えることができます。
そして、従来機種の炭酸ガスレーザーより照射時間を短くできるため、皮膚への熱作用がより少なくなり、ダメージを残さず治療が可能となります。その中でも、NEW LESAC（ニューレザック）は、ウルトラパルスのピークパワーが高い医療機器であり、これまでになく効果的で安全な治療を実現しています。
特徴② 出力設定が細かく設定できる
疾患の種類や状態、大きさ、部位により、適切な設置値（パラメーター）は変わります。NEW LESAC（ニューレザック）は出力を0.1W（ワット）設定することができて、されにパルス幅も最適値に変更できます。そのため、症例や患者様にあった出力設定が可能です。
特徴③ レーザーのガイド光が緑色LED
緑色LEDは赤色LEDよりも高価であるため、搭載していないレーザー機器が多いです。そんな中、NEW LESAC（ニューレザック）は緑色LEDを搭載しており、実際に使用する医師は、レーザーの肌への着地点が格段に見やすくなっています。
狙った部位にのみ、切れ味の良い炭酸ガス（CO2）レーザーを照射することで、より質の高い医療や手術を提供しています。
イボ治療の費用
西嶌暁生の黒子（ホクロ）治療の監修記事
2025年8月13日のOCEANS オーシャンズに、西嶌暁生医師が監修した黒子（ホクロ）・イボ治療の記事が掲載されています。合わせてご参照ください。
