29歳女性 ピアス後の左耳垂ケロイドに対する耳介形成術

症例#5

症例紹介

29歳・女性
ピアス後の左耳垂ケロイドに対する耳介形成術

現病歴

左耳たぶにピアスを装着後、傷あとが徐々に盛り上がって大きくなり、ケロイドの可能性を心配されて当院を受診されました。

ピアスに伴うケロイド治療について

ピアス後のケロイド治療は、見た目の改善を目的とする治療や、ピアス穴を閉じる手術などの場合、自費診療(保険適用外)となります。

ただし、感染や強い炎症、強い痛みを伴う場合には、保険適用となるケースもあります。
なお、当院では保険診療は行っておりません。

ケロイドとは

ケロイドとは、けがや手術、ニキビ、ピアスなどのあとに、傷あとが赤く盛り上がり、元の傷の範囲を超えて大きくなる状態です。体質や部位の影響を受けやすく、自然に治ることは少ないため、早めの適切な治療が大切です。

ケロイドの主な治療方法

1.ステロイドの外用薬(塗り薬、貼り薬)
2.ステロイドの注射治療
3.内服治療
4.圧迫療法
5.手術
6.放射線治療

症状や部位、経過に応じて、これらを組み合わせて治療を行います。

術後の後療法(アフターフォロー)

耳垂ケロイドに対して手術を行うと、いったんはきれいに治ることが多いですが、適切な後療法を行わないと再発することがあります。

そのため当院では、圧迫療法や外用薬(軟膏)による治療を併用し、再発予防に努めています。

項目内容
治療内容ピアス後の左耳垂ケロイドに対する耳介形成術
保険適応の有無整容性の改善を目的とした治療のため、自費診療となります。
合併症・副作用再発、創部感染、傷跡、腫脹、感染、疼痛、内出血など。
麻酔方法局所麻酔
手術時間約30分
治療回数1回
治療費用110,000円(税込)

担当医からのコメント

西嶌暁生医師

ケロイドは、治療に難渋することも多い疾患の一つです。特に耳垂は、ケロイドが生じやすい部位として知られています。

ピアスが原因のケロイドに対する手術治療は、保険適用外となりますが、耳は目立つ部位であるため、できるだけきれいに治してあげたいと考えています。

おしゃれのためにあけたピアスが、ケロイドになってしまっては本末転倒です。

本症例では、手術後の再発もなく、きれいに治癒しました。

ケロイド治療では、手術だけでなく、その後の後療法(圧迫療法など)も非常に重要です。