西嶌暁生医師がレーザーアカデミー in 千葉に登壇いたしました

~Nordlys Expertモードを活用した治療戦略と、実臨床から得た学びを共有~

2026年6月7日、ハイアット リージェンシー東京ベイにて開催されたシネロン・キャンデラ株式会社主催の「レーザーアカデミー in 千葉」において、銀座こもれびクリニック院長の西嶌暁生が講演を行いました。

本セミナーは、レーザー・光治療に携わる医師を対象とした実践的な勉強会です。当初予定されていた参加人数を上回る応募があり、会場では急遽座席を増設して対応するほどの盛況となりました。

ご来場いただいた先生方、そして貴重な機会をご提供いただいたシネロン・キャンデラ株式会社の皆様に心より感謝申し上げます。

「従来IPLの限界を超える」をテーマに講演

今回の講演演題は、

「従来IPLの限界を超える ~次世代IPL Nordlysによる色素・血管治療の新基準~」

でした。

近年、IPL(Intense Pulsed Light)はシミ治療だけでなく、赤みや肌質改善など幅広い適応を持つ治療として再評価されています。

その中でも、Nordlys(ノーリス)は高い選択性と安定したエネルギー供給を特徴とし、美容皮膚科領域において非常に注目されているデバイスです。

講演では、当院で実際に行っている治療経験をもとに、

  • シミ・そばかす
  • 老人性色素斑
  • 炎症後色素沈着
  • 赤ら顔
  • 毛細血管拡張症
  • 肌質改善・リジュビネーション

などに対する治療戦略や症例をご紹介いたしました。

Nordlys Expertモードを活用した独自のパラメータ設計

今回の講演で特に重点的にお話ししたのが、Nordlysに搭載されている「Expert(エキスパート)モード」を活用した治療設計です。

一般的なIPL治療では、メーカー推奨のプリセット設定を中心に治療が行われることも少なくありません。

しかし実際の臨床では、

  • 初回治療
  • 改善期
  • 維持期
  • 色素病変が主体の症例
  • 血管病変が主体の症例
  • 肝斑を合併する症例

など、患者様の状態や治療の段階によって最適な設定は大きく異なります。

NordlysのExpertモードでは、波長フィルターの選択だけでなく、フルエンス(照射エネルギー)、パルス幅、パルス構成などを細かく調整することが可能です。

当院では、患者様ごとの症状や肌質、治療フェーズに応じてこれらのパラメータを最適化しながら治療を行っています。

今回の講演では、私自身が日々の診療の中で試行錯誤を重ねながら構築してきた独自の治療プロトコールについて、実際の症例とともに共有いたしました。

NordlysのExpertモードを活用した詳細なパラメータ設計については、国内でも発表される機会が比較的少ないこともあり、多くの先生方から高い関心をお寄せいただきました。

機器の性能を最大限に活かすためには、「どの患者様に、どの設定を、どのタイミングで行うのか」という臨床判断が非常に重要です。今回の講演では、その考え方についてもお伝えさせていただきました。

成功症例だけでなく、反省症例も共有

今回の講演では、良好な治療結果が得られた症例だけでなく、実際の診療で経験した反省症例についても共有いたしました。

美容医療の講演では、どうしても成功症例が中心となりがちです。

しかし実際の臨床現場では、

  • 想定通りの反応が得られなかった症例
  • パラメータ設定の見直しが必要だった症例
  • 治療適応の判断について再考した症例

などから学ぶことも少なくありません。

今回の発表では、ありのままの実臨床を共有することを意識し、成功例だけでなく反省点や改善プロセスについてもお話しさせていただきました。

医療は常に学びの連続です。

今回ご参加いただいた先生方とのディスカッションを通じて、私自身も多くの学びを得ることができました。

医療脱毛・タイトニング治療への応用についても紹介

Nordlysは色素・血管治療だけでなく、多様な治療に応用できることも大きな魅力です。

今回の講演では、Nordlysを用いた長期減毛治療についてもご紹介しました。

患者様の肌質や毛質に応じて適切な設定を選択することで、安全性と治療効果の両立が期待できます。

また、IPLならではの特徴として、脱毛と同時に肌質改善効果も期待できる点についてもお話ししました。

さらに、当院で行っているNordlysを活用したタイトニング治療についてもご紹介しました。

肌のハリ感向上や小じわ改善、リジュビネーションを目的とした治療であり、患者様からも高い評価をいただいている治療の一つです。

Nordlysは、

  • 色素治療
  • 血管治療
  • 医療脱毛
  • タイトニング
  • 肌質改善

といった幅広いニーズに対応できる、非常に汎用性の高いプラットフォームであることを改めてお伝えいたしました。

DRAジェルとの組み合わせについて

今回の講演では、Nordlysによる治療効果を最大限に引き出すための工夫として、リゼルラボ社のDRAジェルについてもご紹介しました。

IPL治療では照射パラメータだけでなく、照射時に使用するジェルも治療の再現性や安定性に影響を与えます。

DRAジェルは、

  • 光エネルギーの安定した伝達
  • スムーズな照射操作
  • 治療時の快適性向上
  • 治療再現性の向上

といった特徴を有しており、Nordlysとの相性が良い製品として当院でも活用しています。

美容医療においては、優れた機器を導入するだけでは十分ではありません。

機器の性能を正しく引き出すための設定や施術技術、そして使用する資材に至るまで細部にこだわることで、より安全で質の高い治療につながります。

今回の講演では、そうした治療品質を支える工夫についてもお話しさせていただきました。

中田元子先生によるPicoWayのご講演

今回のレーザーアカデミーでは、皮膚科・美容皮膚科領域でご活躍されている中田元子先生も登壇されました。

中田先生の演題は、

「PicoWayで叶える facial rejuvenation ~3波長を駆使して~」

でした。

講演では、シネロン・キャンデラ社のPicoWayを用いたfacial rejuvenation(顔全体の若返り治療)についてご発表されました。

PicoWayに搭載された3つの波長を使い分けながら、

  • 色素性病変治療
  • 肌質改善
  • リジュビネーション治療

を行う実践的な治療戦略について、豊富な症例とともにご紹介いただきました。

日常診療で培われた経験に基づく非常に学びの多いご講演であり、多くの参加者にとって有意義な時間となりました。

恩師との再会

今回のレーザーアカデミーでは、私にとって大変嬉しい再会もありました。

ご参加されていたのは、つなぐ皮膚科形成外科の院長である諫山先生です。

諫山先生は、私が形成外科医として歩み始めた1年目の頃の指導医であり、メスの持ち方から丁寧にご指導いただいた大変尊敬している先輩医師です。

形成外科医としての技術だけでなく、患者様との向き合い方や医師としての姿勢についても多くのことを学ばせていただきました。

大変優しく、そして困った時にはいつでも頼りになる先生であり、現在も変わらず私にとって目標とする存在のお一人です。

久しぶりにお会いして近況を報告し合い、昔話に花を咲かせながら楽しい時間を過ごすことができました。

このような学術的な場で恩師と再会できたことも、今回のレーザーアカデミーの大きな思い出となりました。

最新の知見を患者様へ

銀座こもれびクリニックでは、

「老いに、医療で挑む。」

を理念に掲げ、美容医療・再生医療・予防医療を通じて患者様の健康と美しさをサポートしています。

学会や研究会、講演活動への参加は、単に知識を得るためではなく、その学びを患者様へ還元するためにあります。

これからも国内外の最新知見を積極的に取り入れながら、安全性と治療効果の両立を追求し、一人ひとりの患者様に誠実に向き合ってまいります。

シミ、赤み、肌質改善、医療脱毛、タイトニング治療などでお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

今後とも銀座こもれびクリニックをよろしくお願いいたします。