第8回ヴィーナス学習交流会&第二期生懇親会を開催しました

2025年9月10日(水)、訪問型の美容医療で独立を目指す看護師を育成する「ヴィーナスアカデミー(Be nurse)」にて、第8回学習交流会&第二期生懇親会を横浜研修室で行いました。

今回のテーマは、美容医療の未来を担う看護師に必要な知識と実践を深める、4部構成の1日。学びと体験、そして仲間との絆がぎゅっと詰まった充実の時間となりました。

第一部は、メンズ美容についての講義が行われました。

メンズ美容の市場や、ターゲット設定、サービス構築のプロセス、顧客の世界観にどうフィットさせるかといったブランディングにいたるまで、理解を深めました。

また、臨床的な目線から、男性肌の特徴を6つの視点から解説し、医療従事者としてアカデミアの知識も学ぶと共に、男性にとって最適なセルフケア、スキンケア、美容医療を提案できるように学習しました。

超高齢社会に突入した日本にとって、「第二の人生」を前向きに生きる中高年世代をサポートし、世代間の共生が成り立った未来は必須です。この講義では、主に5つの視点からアプローチしました。

  1. 医療・介護費の削減と社会保障の持続可能性
  2. シニア世代の就労・活躍機会の拡大
  3. 美とつながりで心を守る 〜孤立・うつ・認知症への前向きな予防〜
  4. 「第二の人生」を前向きに生きる中高年世代の増加
  5. 世代間共生がもたらす未来のかたち

未病・予防はもちろん大事です。それに加えて、見た目や身体機能の「老化」は、対人関係や社会的な関わりを遠ざけ、孤独感や抑うつ、認知機能の低下を引き起こす要因にもなりえます。

ヴィーナスでは、外見の変化に前向きにアプローチすることで、自己肯定感の回復や他者との関係性の再構築に寄与し、社会参加への意欲を高めると考えています。これは、個人の心の健康を守るだけでなく、孤立・うつ・認知症といった現代社会の重要課題の予防・軽減にもつながります。

第三部では、実際の薬剤を用いて、患者さんにとって最適な治療や施術を検討しました。それと同時に、ヴィーナス看護師さん自身も治療を体験し、患者さんの痛みや効果の実体験を行いました。

西嶌医師が提案・提供している訪問看護の皮下注射について、痛みや時間などの観点から、様々な意見が出され、よりよいメニューへと進化しました。

その後の食事会では、美味しい料理とお酒を囲みながら、自由に会話を交わす和やかなひとときになりました。

今回で第二期生は8回目の交流会となります。受講生同士の努力や想いを共有し、予定終了時刻を超えて、語らいが続きました。


ヴィーナスアカデミーは、ただ知識を教える場ではなく、看護師一人ひとりが自分らしく独立し、美容医療の分野で羽ばたくための“土台”を共につくる場所です。

次回からは新しいステージへ。これからも、実践とつながりを大切にしながら、一歩ずつ未来へ進んでまいります。