当院のセルフケアの考え方
細胞ファーストのセルフケア
私たちは、ありのままの肌細胞が最も美しいと考え、細胞ファーストの目線でのセルフケアを提案しています。つまり、自分自身の細胞を活性化させて、いつまでも若々しい肌を維持することが目的です。
また、私たちがお伝えしたい〝飾らない美〞とは、単に〝不自然に着飾らない〞ことを意味しているわけではありません。人はそれぞれの骨格に合った美しさがあり、素敵なオーラを持っています。だからこそ、他人と比較ばかりしないで、自分らしい最高の自分を目指してほしいのです。また同時に、〝肌細胞を化粧しない〞という意味もあります。
細胞の化粧を避けて健康な肌を保つ
〝細胞の化粧〞とは大きく分けて2つあります。1つ目は「基礎化粧品による取り繕い」です。肌細胞のバリアが破壊されている状態で化粧品を使用すると、本来角質層を越えて浸透するべきでない化学成分が細胞内に取り込まれてしまいます。すると、一時的に肌がふっくらとしてハリが出たように感じますが、実際には細胞の炎症を誘発したり、乾燥肌になったりします。
2つ目は、「メイクによる取り繕い」です。リキッドファンデーションや紫外線吸 収剤、汗や皮脂でも落ちにくい商品を使っていると、肌細胞は少しずつ老化し、化粧でごまかさないと人前に出られないような肌になってしまうので、注意が必要です。
美肌は1日にしてならず
本来肌には、バリア機能や保水機能が備わっています。しかし、下図のように、 肌細胞に化粧をするその場しのぎのケアは、その機能を壊してしまいます。劣化した細胞であれば内側からゆっくりと再生させ、健康な細胞であれば老化をできる限りゆっくりさせる。そんな、世代相応に若々しく見える〝アンチエイジング〞 で、年齢マイナス15%を目指しましょう。
健やかな肌を作る引き算の美学(Less is more)
「Less is more(レス・イズ・モア)」という言葉をご存じでしょうか。近代建築の三大巨匠のひとり、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの言葉とされており、〝少ないほうが豊かである〟を意味します。やみくもに足していくよりも、研ぎ澄まされた、本当に必要なものだけで構成するほうが豊かであるという考えは、美容にも通ずることです。
日本人は欧米人に比べると、スキンケアにお金と時間をかけすぎています。肌質や生活環境の違いはありますが、欧米人はクレンジングや洗顔料、化粧水を使わないシンプルケアが主流です。それに対し日本人は、赤ちゃんの頃からスキンケア製品を使い、歳を取ると化粧水、乳液、美容液、パックと、スキンケアのフルコースに。さらにメイクも重ねて装うことが日常になっています。 化粧品には肌に負担をかける成分が使われているので、結果、肌のバリア機能を壊し、敏感な肌になってしまいます。
肌細胞が本来持つポテンシャルを活かすことが何より美しい状態。足すのではなく 何もしなくていい肌を目指しましょう。
当院で開発した2つのコスメ
これらの考えをベースに、基礎化粧品としてワセリンをベースとした美容バーム、洗顔剤として美容純せっけんの2つのドクターズコスメを当院で開発しました。
①美容純せっけん
「サ種子配合の美容純せっけん」です。主な特徴は、①肌細胞にダメージを与えない純石鹸、②コールドプレス法による美容成分の添加、③肌のホメオスタシスや美肌菌を育てる有効成分です。
「アサ種子配合の美容純せっけん」について詳しくはこちらをご覧ください。
②美容バーム(ワセリン)
「高純度ワセリン+ CBD(10%:3,000mg配合)+リポフラーレン」を実現した美容バーム (ワセリン)です。美容成分と高濃度CBDが高純度のワセリンに配合され、保湿から美容液までの役割を1本で補います。
また、肌のことを考え、界面活性剤・防腐剤・香料フリーにこだわっており、エアレス容器(30g)に充填することで衛生面も安心です。さらに、高純度にすることでワセリンのベタつきを最小限にした使用感も特徴の一つです。
美容バーム(ワセリン)について詳しくはこちらをご覧ください。
肌が正常な状態であれば、自宅でのセルフケアはこの2つのステップだけで良いと考えています。
Figureの引用元
「無駄なケアをやめる」から始める 美肌スキンケアの新常識大全
宝島社
著者:西嶌順子
監修:西嶌暁生
書籍URL:https://pearldash.jp/news/20210423/