当院における再生医療(幹細胞培養上清液)の特徴と治療法
不死化した乳歯歯髄由来の幹細胞培養上清液(Cysay因子)による細胞の若返りを行います。
1. こんな人におすすめ
・身体の細胞を若返らせたい人(リバースエイジ:reverse age)
・元気な身体を取り戻した人
・抗加齢(アンチエイジング)を求めている人
・慢性的な体の不調を回復させ、毎日の活力を得たい人
・抜け毛や薄毛など、毛髪に悩みを抱えている人
・肌を若返らせたい人
・これまでの再生医療に満足できなかった人
・保険診療や従来の自費診療で悩みが解決されない人
・いつまでも若々しく活き活きと過ごしたい人
・関節や手足の痛みを改善したい人
など
2. 当院で行う再生医療
当院では、乳歯歯髄由来の幹細胞を活性化し、採取した培養上清(Cysay因子)を用います。Cysay因子は幹細胞を不死化することにより同一のマスター細胞から採取されるため、品質や有効性を一定に保ちながら安定的に提供できます。これらを点滴や水光注射により、血管内や皮内に注入することで、細胞の若返り(reverse age)を図ります。
<Cysay因子による美容作用>
・美白作用
・コラーゲン産生作用
・エラスチン産生作用
・シワ改善
・細胞保護作用
・抗酸化作用
・抗糖化作用
・保湿作用
・ターンオーバー促進
など
当院と提携している細胞培養加工施設(CPC:Cell Processing Center)
当院が所属する一般社団法人再生因子研究会
3. 幹細胞培養上清液にふくまれる成長因子
培養上清液とは、細胞を培養した時に発現する多種多様の成長因子を含んだ培養液のことをいいます。
特に細胞の再生に深く関わる幹細胞を培養した液には230種類以上の高機能な成長因子やエクソソームを含む生理活性物質(サイトカイン)の複合体が含まれています。
この生理活性物質(サイトカイン)を含む培養液は老化で衰えた細胞の活性化を促し、病気に治療や美容、健康維持への効果が期待できます。
成長因子
線維芽細胞成長因子(FGF)、インスリン様成長因子(IGH)、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)など
エクソソーム
細胞間の情報伝達の役割をもち、核酸(micro RNA, messenger RNA, DNA)を含んだ細胞外小胞
Cysay因子に含まれるサイトカイン(作用別)
4. 細胞そのものを使用しない再生医療
再生医療と聞いて実際の組織や幹細胞を移植する治療を想像する方も多いでしょう。もちろん、そのような治療は効果がありますし、今後の医療の発展には必要不可欠です。
ただ、細胞を実際に移植する治療の場合、手術が必要であったり、高度な設備や施設基準が必要であるため費用が高額となり、時には1回の治療で数百万円にもおよぶことがあります。
そこで当院では、「細胞をそのものは使用しない再生医療」に着目しています。再生医療における一番重要な点は培養液に含まれる生理活性物質(サイトカイン)と考えているからです。
5. 幹細胞培養上清液のこれまでの問題点
通常、体外での幹細胞培養では、約1ヶ月で細胞増殖が低下するため、採取できる培養上清の質(クオリティ)が衰えてきます。一方で、医薬品や化粧品の成分として使用する場合、質も効果も高次元で均質に保つ必要があります。
そのためには多くの幹細胞を採取しなければなりませんが、採取するドナーによって遺伝子が違うと、成分として規格化するのは不可能とされてきました。そのような問題点を踏まえ、当院では、幹細胞の不老不死化技術によって成長因子群の均質なクオリティーコントロールを可能にした製品を採用し、提供しております。
6. 当院で採用している幹細胞上清液
当院では(株)Cysayの不死化ヒト歯髄幹細胞順化培養液を採用しています。乳歯歯髄は様々な幹細胞の中でも生命力が強く、美容に関するサイトカインやエクソソームの発現が高く、アンチエイジングに適しています。ただ、上述したように幹細胞の寿命は通常1〜2ヶ月であり、同じ幹細胞からずっと培養上清液を採取することはできません。
そのため、その都度、異なる幹細胞をする必要があり、質(クオリティ)や効果が安定しませんでした。その問題点を解決するため、乳歯歯髄幹細胞を不死化することで、品質や有効性を一定に保ちながら、安定的に生産できるようになったものが不死化ヒト歯髄幹細胞順化培養液です。
7. 治療法
①静脈点滴、注射
対象:体や肌細胞のアンチエイジング、増毛、関節炎、アトピー性皮膚炎、更年期障害、糖尿病、腰痛、偏頭痛など
②皮膚への水光注射
対象:肌のアンチエイジング、シワ、たるみ、シミ、肌荒れ、ニキビ、薄毛など
※水光注射とは(別項参照)
③頭皮への水光注射あるいは塗布
対象:薄毛、抜け毛などの毛髪の悩み。女性にも効果的。
8. 合併症
数千例のヒト投与において、特記すべき有害事象の報告はありません。皮内・皮下注射を行う際は内出血になる場合がありますが、約1週間で消退します。
9. 治療費用(税込)
不死化ヒト歯髄幹細胞培養液 |
点滴 1バイアル 55,000円 水光注射(麻酔代込) 1バイアル 71,500円 3バイアル以降1バイアルあたり 38,500円 |
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10. 治療頻度
症状に合わせて治療計画は変わりますので、患者さんにより異なります。
肌や体のアンチエイジング目的の場合は、2~4週間に1回程度を推奨しています。